木造住宅専用制震オイルダンパー コラボパワー

「コラボパワー」は、早稲田大学曽田研究室と産学連携によって開発された木造住宅専用の粘性（オイル）系ダンパーです。建物の変形を抑制し、倒壊のリスクを軽減します。余震や連続した地震にも高い効果を発揮します。

いまなぜ制震ダンパーなのか

制震ダンパーとはどのような働きををするのか、ご紹介いたします。

①建物の構造　～耐震・免震・制震の違い～

耐 震	免 震	制 震
地震の揺れに「強さ （強度、剛性）で耐える	地震の揺れを伝えない	地震の揺れを吸収する
構造材等が壊れることで地震力を吸収	基礎と建物の間に免震部材を入れて、地震の揺れを建物に伝えない	構造材ではなく、制震部材（ダンパー等）が地震エネルギーを吸収し、揺れを抑える

②耐震構造の限界

剛性・強度を付加する耐震 耐震構造では、柱・梁・壁など主要構造体が損傷することで、地震入力エネルギーは消費されます。また建物の強度を上げると、建物の揺れも強くなる可能性もあります。

コラボパワーによる制震 建物の主要構造体に大きな損傷を及ぼすことなく、自らは劣化せずに繰り返し地震入力エネルギーを吸収し、建物の最大変形を抑制できます。

【主要構造体が損傷した例】

合板がずれ、釘が抜けて浮き上がった

筋交いの固定金物が抜けてしまった

筋交いが破損した

制震ダンパー コラボパワーとは

①制震で地震に備える　～コラボパワー～

「コラボパワー」は、早稲田大学と産学連携によって開発された木造住宅専用の粘性（オイル）系ダンパーです。

建物の開口部を中心にコラボパワーを設置することによって・・・・

• 建物の変形を抑制し、倒壊のリスクを軽減します。また、家具の転倒による被害の軽減も期待できます。
• 開口部のように揺れ幅が大きくなり、変形する可能性が高い箇所も、変形したままではなく、元に戻る働きがあります。
• 余震や連続した地震にも高い効果を発揮します。

②コラボパワーのはたらき

③コラボパワーの配置設計の基本的な考え方

• 設置数量を算出します。1坪あたり1.2本を目安に設置します。
  例）左図　約28坪の場合は32本設置
  →計算式　28（坪）×1.2（本）＝33（本）
  ※2本一組のため、32本の設置とする。
• 下層階（２階建の場合は1階のみ）の開口部を中心に東西南北バランスよく、「コラボパワー」を設置します。
• 東西南北のバランスが悪いときは、内壁（間仕切壁等）にもバランスを考えつつ設置個所を決定します。

＜取付パターン＞

④コラボパワーの効果

一般の木造住宅は、層間変形角が1/30rad（※）になると倒壊する可能性が高いですが、コラボパワーを設置すると、建物の揺れ幅を抑え、変形が小さくなるため、倒壊の危険を軽減します。また、繰り返す揺れにも継続して効果を発揮します。

※rad（ラジアン）とは階下床面と上階床面の相対変形量をいいます。たとえば、１階階高を3mとしたとき、変形する量は1/30rad→10cmとなります。分母の数大きいほど変形が少なく、安全です。

⑤自社解析ソフトによる時刻歴応答解析による制震効果

時刻歴応答計算とは、高層ビルなどを設計する際に使用される、地震時の揺れを正確にシュミレーションできる設計方法です。時刻歴応答計算によって、制震の効果が良く分かります。

⑥コラボパワーの施工事例

コラボパワーを実際に施工した画像をご覧ください

⑦コラボパワーを施工した、お客様の声

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コラボパワー6つの特長

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効果的な施工方法など具体的なお話を致します。