地盤補強工事・地盤改良工事のご紹介


従来の戸建住宅の地盤補強は小口径鋼管杭または柱状改良そして表層改良と支持層から支える、「抵抗型基礎」が主流でしたがセメント固化材を大量に使用したことが原因の水質汚染や、セメント固化材を製造するときに発生する大量な炭酸ガスは環境負荷が大きく、抜け上がりなどの不具合も出ています。また、建て替え時に杭は地中埋設物となり撤去も困難で、土地の財産価値を落としています。
近年、「抵抗型基礎」に代わって「地盤均衡型基礎」が注目されています、例えばEPSやコンクリートブロック、ジオシンセテック(地盤補強布)を基礎下に敷く工法で、環境負荷が少なく費用も安価であり土地の資産価値を落としません。
「地盤均衡型基礎」工法の中で最も使用されている地盤補強工法は建築技術審査証明で唯一支持力式を取得している「ジオクロス・ユビファ工法」です。
標準参考価格:

地盤改良工事とは軟弱地盤に対する工事を行い建物の不同沈下を防ぎます。小口径鋼管杭工事、柱状改良工事、表層改良工事など地盤の状態に合わせて適切な工事を行います。

地盤補強工事 ジオクロス・ユビファ工法

参考価格 8,000円/㎡
軟弱地盤を補強するジオクロス工法(特許工法 特許第3782770号)に新開発高張力クロスユビファシートを使用することで1枚で従来のジオクロス工法の2.5倍の支持力を持つ軟弱地盤対策の大幅な性能アップと。施工がより短時間になり、高いコストパフォーマンスを実現しました。
ユビファシートは土中に汚染物質を出すことがなく、環境に配慮した住宅の軟弱地盤対策であり、将来的に更地に戻すことになった場合にも、撤去が容易であり、土中残存物がないため、土地の資産価値を落とすことがありません。

ジオクロス・ユビファ
ジオクロス・ユビファ

ジオクロス工法とは

ジオクロス工法は、地盤の元来持つ支持力とともに、シート敷設による荷重効果、および、シートの上下の砕石との摩擦力によるシートのハンモック効果を発現することで、建物の沈下および不同沈下を低減する工法です。
ジオクロス工法の荷重分散効果イメージ

ジオクロスの適応基準

1、適応構造物
  • 3階建て以下の木造建築物
  • 2階建て以下の軽量鉄骨建築物
  • 500㎡以下の建築物
  • べた基礎
2、適応地盤
  • 行層地盤
  • 切土と埋戻し土を含まない地盤
  • 基礎底面から下5m以内に15KN/㎡以下の地盤が存在しない地盤
  • 調査地盤面から1m程度の深度までに地下水位がない地盤
  • その他、設計者が適応可能と判断した地盤

従来のジオクロスとジオクロス・ユビファの支持力比較試験

砕石中に不織布ジオクロス2重設置、同様に砕石の中にジオクロス・ユビファを1枚設置して、支持力を試験した平板載荷試験データ。ジオクロス・ユビファは1枚で不織布ジオクロスの2.5倍の極限支持力があります。
 ジオクロス・ユビファ解析図

ジオクロス工法の特徴

Point
1
工数が少なく、かつ全て目視で確認できる工程であるため、施工管理が確実にできるとともに施工時間を短縮され安価にできます。
Point
2
深層混合処理工法や小口径鋼管杭工法と比較して、経済性に優れており、支持層がなくても施工できます。
Point
3
周辺環境(地盤、地下水)に対しての土壌汚染や施工時の騒音や振動などの影響を与えません
Point
4
施工において杭打機やアースオーガー等の重機を使用しないため、狭い場所段差のある敷地等でも施工が可能です。
Point
5
深層混合処理工法や小口径鋼管杭打工法と比較して、施工深度が浅いため、文化財埋蔵地域での施工が可能です。
Point
6
既存家屋の建替えの場合、すでに安定している地盤をそのまま利用します。
Point
7
使用する材料の品質が、長期にわたって安定しています。


ユビファとは

ジオクロス・ユビファは、ジオシンセティックス2お用いた地盤補強工法【ジオクロス工法】に用いるシートの性能強化を目的としてより開発された高張力クロスです。ユニチカ製高性能ビニロン「ビストロン」を縦糸に使用することで、より高強度・高ヤング率の地盤補強用織布が誕生しました。優れた環境対応性能と施工作業性も高く、あわせてハイスコアパフォーマンスも実現しました。

ユビファの技術

素材ビストロンの性能を生かすため
  • 伸びの少ない紡糸技術
  • 縦糸を直線に、横糸を上下に織った伸びの無い織り技術
  • 最後にヒートセットして均一なクロスにする技術
ユビファ

新素材『ビストロン』

ユニチカ(株)が開発した高張力繊維です。
ナイロン、ポリエステルに比べて最も高強度、高弾性率を有し、耐候性、耐アルカリ性(耐加水分解性能)に優れている繊維。

ユビファの特徴

Point
1
引張強度性能が強い
『ビストロン』はポリエチレン、ナイロン、スチール等の強度を越えた高引張強度性能を持つスーパー繊維です。
Point
2
強度保持が長期的
高強度、高ヤング率、低伸率に加えて耐候性にも優れていて、加水分解や生物分解をしないので、土中で長期的に強度を保つことが出来ます。
Point
3
環境に優しい
土中に汚染物を排出することも無く、解体時の撤去も容易です。
Point
4
施工が簡単
ユビファは高張力な性能を持ち1枚の敷設で地盤補強が可能です。

環境対応性能


  • アルカリ化や六価クロム等の危険物資の発生による地盤汚染、地下水汚染、河川汚染等の環境汚染を生じません
  • 既存住宅の建替え時の残置された柱状改良杭、鋼管杭の処理に関わる撤去費用も発生しません。
  • 施工に伴い発生する振動や騒音が小さいため、周辺環境に配慮した工法です。
  • 作業性が良いため、施工開始から完成まで短時間で作業が完了します。
  • セメント系固化材や鋼管杭に比べて、発生するCO2は少量です。
  • 燃焼処理可能な素材のため、将来にわたり地球環境に過大な負荷を与えることはありません。

こんな場合はジオクロス工法が有効


  • 表層改良の設計で改良深さが大きくなってしまった時ジオクロス工法を使用することで改良厚さを大幅縮小。
  • 文化財埋蔵地域で、杭や地盤改良が採用できないとき。
  • 軟弱層が厚く、杭や地盤改良のコストが高い時。


10年間の地盤保証

NPO法人ジオクロス工法研究会の地盤保証10年間を保証するので安心です。

ジオクロス地盤保証

NPO法人ジオクロス工法研究会の解析、設計に基づいて認定を受けたジオクロス施工管理者が施行を行った建築物に不動沈下が発生した場合、建物と地盤の修復費用を保証いたします。

保証額 保証期間 免責
原状回復の修復費用
修復期間の仮住居費用
10年間 0円

施工手順

ユビファの物性規格

項 目 順 位 規格値 試験方法
重量 g/㎡ 185+-6 電子天秤
引張強度 N/5cm タテ 3600 以上 JIS L1096
引張強度 N/5cm タテ 3600 以上 JIS L1096
引張強度 N/5cm ヨコ 1800 以上 JIS L1096
破断伸度 % タテ 10 以下 JIS L1096
破断強度 % ヨコ 35 以下 JIS L1096
5%伸張時強度 N/5cm タテ 2250 以上 JIS L1096
5%伸張時強度 N/5cm ヨコ 450 以上 JIS L1096

項目・引張強度は岡山県工業試験場/報告書参照

ユビファの性能一覧表

縦糸 ユニチカ製「ビストロン」
横糸 萩原工業製「一軸延伸ポリプロピレンフラットヤーン」
坪重量 185㌘/㎡
製品規格 2m✕20m 7.5㌕/ロール、2m✕30m 11.1㌕/ロール、2m✕50m 18.5㌕/ロール
外観 縦糸・白色 横糸・黒色
融点 縦糸・200℃以上 横糸・165℃
溶解度 一般溶剤には不溶または難溶、水に不溶
加水分解 なし
耐酸、耐アルカリ 安定
紫外線劣化 ある 温帯地方では敷設後30日間後までに施工すること
発火性 なし
燃焼ガス 炭酸ガス 水蒸気(有害物質は発生しない)
発火点 縦糸・ビストロン/440℃ 横糸・ポリプロピレン/350℃

ジオクロス工法の注意点

ジオクロス工法は着工前に地盤調査を行い、地盤調査報告書と設計図面に基づいて解析を行います。基礎仕様計画書に基づいて施工してください。

ジオクロス・ユビファ
最適な地盤補強のご提案致します。いつでもご相談下さい。
お問い合わせ先/ジオファーム株式会社 参考価格 8,000円/㎡

 下記の画像をタップすると拡大画像が見られます。
 小口径鋼管杭工事 50万円~関東エリア参考価格
 小口径鋼管杭工事
 小口径鋼管杭工事施工後
建物の基礎を設ける部分の地中に鋼管杭を回転させながら地盤を掘削すると同時に押し込み力により鋼管杭を所定の深度まで回転圧入し建物を支える工法です。

中間層や支持層が3~4m以深に存在する場合

小口径鋼管杭工法とは住宅の荷重を、杭を介して強固な地盤に伝えることにより、支持力確保及び沈下の抑制を図る工法です。
※国土交通大臣の認定を受けた認定鋼管杭の施工も行っております。
低振動低騒音
確実な支持力の確保
短期間の施工
高品質高強度

 柱状改良工事 38万円~関東エリア参考価格
 柱状改良工事
 柱状改良工事 施工後
セメント系固化材に水を加え、セメントミルクを作ります。現地土とセメントミルクを混合撹拌し、所定の深度まで専用の施工機を使用し地盤改良を行う工法です。

セメントミルク柱状改良工法の注意点

安い見積もりは要注意!
不同沈下事故原因

  • 掘削スピードが速すぎて、撹拌不足
    *2日かかるところを1日で終わらす(安かろう、悪かろうの見本)
  • 土質によっては、共回り防止翼が機能しない
    *ローム・黒ボクなど、粘性土に多い
  • 柱状の先端を軟弱層で止めることが多い
    *周縁摩擦計算に期待をかけ過ぎる
住宅保証機構の設計施工基準:
沈下事故が多いために、平成21年度版では大幅に厳しく改訂されました

「杭形状の地盤改良」の問題点

・柱状改良や鋼管杭は不動産鑑定評価基準上「地下埋設物」として、土地の不動産価値を下げる要因になります。

平成14年7月3日改正 国土交通省
 第3節 個別的要因 1土地に関する個別的要因
 1.宅地
⑭埋蔵文化財及び地下埋設物の有無並びにその状態
⑮土壌汚染の有無及びその状態

 表層改良工事 30万円~関東エリア参考価格
 表層改良工事
 表層改良工事施工後
表層から2m以内の深度が、軟弱な地盤な場合に、セメント系固化材と現地土を混合し30cm~50cmの厚さごとに転圧し地盤を固める工法です。

地盤保証の提供

建築基準法に準じた地盤調査の結果を第三者である一般社団法人建築地盤センターが評価し、適切な基礎提案をご提案すると共に不同沈下に対する現状回復を保証致します。

保証金額 保証期間 免責
最高 5,000万円 10年間 0円
地盤補強工事
最適な地盤補強のご提案致します。お困りのことがございましたらご相談下さい
地盤改良工事
綿密な地盤調査を行い最適な地盤改良工法をご提案致します。お困りのことがございましたらご相談下さい